
Excelで集計・分析したデータを、より直感的に把握したいときに役立つのが「ピボットグラフ」です。この記事では、ピボットテーブルと連動したグラフの作成方法やカスタマイズのコツ、活用例までわかりやすく解説します。
目次
ピボットグラフとは?
ピボットグラフは、ピボットテーブルの集計結果を視覚的に表示するグラフです。元データの並び替えやフィルターに連動して自動更新されるのが特長で、動的な集計分析に向いています。
ピボットグラフの作成手順
サンプルデータの準備
商品カテゴリ | 月 | 売上(円) |
---|---|---|
飲料 | 1月 | 12000 |
食品 | 1月 | 18000 |
雑貨 | 1月 | 9000 |
飲料 | 2月 | 15000 |
食品 | 2月 | 21000 |
雑貨 | 2月 | 9500 |
作成方法

- 上記のデータを選択(A1:C7)
- 「挿入」タブ →「ピボットテーブル」→新規ワークシートに作成
- フィールドで「商品カテゴリ」を行、「月」を列、「売上」を値に設定
- ピボットテーブル内をクリック →「ピボットグラフ」→棒グラフや折れ線グラフを選択
これで、集計された売上をカテゴリ・月別に視覚化できます。
編集・カスタマイズのコツ
- グラフの種類変更:棒グラフ、折れ線、円グラフなどに自由に切り替え可能
- フィルターの活用:特定のカテゴリだけ表示するなど柔軟な分析が可能
- タイトルの設定:ピボットテーブルと分けて「売上分析グラフ」など任意の名前に
- ラベル・軸の編集:項目名や単位を明示するとより分かりやすい
活用例|こんな場面で便利
1. 月別・商品別売上分析
定期的な売上推移や構成比の変化をひと目で把握できます。
2. 営業成績の比較
担当者別・地域別の売上状況を分かりやすく比較できます。
3. 在庫・仕入れ分析
月ごとの在庫変動や仕入れ額の推移を分析する際にも有効です。
よくあるエラーと対処法
- ピボットグラフが更新されない → 元のピボットテーブルを更新(右クリック→更新)
- データが反映されない → ピボットテーブルのフィールド設定を再確認
- 表示が崩れる → 一度グラフを削除し、再作成するのが早い場合も
まとめ
ピボットグラフは、ピボットテーブルの集計結果を可視化するのに非常に便利なツールです。動的に変化するデータにも対応し、ビジネスレポートや資料作成で大いに役立ちます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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