Excelの割り算は関数より記号「/」が簡単！÷は使えない理由と便利な関数も紹介

エクセルで割り算を行うには、関数を使わずに記号「/（スラッシュ）」を使うのが簡単でおすすめです。実は「÷」記号は使えないため注意が必要です。

この記事では、基本的な割り算の方法から、あまりや小数点の処理に便利なQUOTIENT・MOD・ROUNDUPなどの関数の使い方まで解説します。手軽に割り算をマスターしたい方はぜひ参考にしてください。

割り算のやり方を実際の操作画面を使ってわかりやすく解説した動画もご用意しています。
「見ながら覚えたい」「操作手順を確認したい」という方は、ぜひこちらのYouTube動画もあわせてご覧ください。

エクセルで割り算する方法

Excelでは割り算を行う方法として、記号「/」を使う方法と、関数を使う方法があります。

特に「10÷5」といった「÷」記号は使えず、「10/5」と表記します。割り算が簡単にできるため、覚えておくと便利です。

記号「/」と関数を使った割り算方法

🔹 記号「/」を使う方法

「=A1/B1」のように記述することで、セル同士を割り算できます。複雑な処理が不要な場合はこの方法がシンプルで便利です。

🔹 QUOTIENT関数（整数部分の取得）

=QUOTIENT(10, 3)

結果は「3」と表示され、小数点以下は切り捨てられます。

🔹 MOD関数（あまりの取得）

=MOD(10, 3)

結果は「1」と表示されます。QUOTIENTと組み合わせることで、整数とあまりを同時に求められます。

🔹 ROUND関数（四捨五入）

=ROUND(10/3, 2)

結果は「3.33」と表示され、小数点以下2桁で四捨五入されます。

🔹 ROUNDDOWN関数（切り捨て）

=ROUNDDOWN(10/3, 2)

「3.33」のように小数点以下を指定して切り捨てが可能です。

🔹 ROUNDUP関数（切り上げ）

=ROUNDUP(10/3, 2)

小数点以下を切り上げて「3.34」のように表示されます。

小数点以下の表示を調整する方法

1. 表示形式の設定から、小数点以下の桁数を調整します。
2. ホームタブの「小数点表示の増減」ボタンで、桁数を自由にコントロール可能です。

よくある疑問（FAQ形式）

Q. Excelで「÷」は使えないの？
→ はい。「÷」では計算できません。「/」スラッシュを使用しましょう。

Q. 小数点の処理はどうやるの？
→ ROUND・ROUNDDOWN・ROUNDUP関数を使うことで、自由に調整できます。

まとめ

Excelで割り算をするには、「/」記号を使う方法が最も簡単です。必要に応じてQUOTIENTやMODなどの関数を使えば、より柔軟に計算ができます。

小数点の処理や丸めの操作が必要な場合は、ROUND、ROUNDDOWN、ROUNDUPなどの関数を活用しましょう。

Tamaglo

最後までご覧いただきありがとうございます。

関連リンク

• 【解説】ExcelのPRODUCT関数とは？数値をすべて掛け合わせる使い方と応用例
• Excelの四則演算の方法｜足し算、引き算、掛け算、割り算
• 【解説】ExcelのROUNDUP関数とは？切り上げで数値を調整する方法

あわせて読みたい

【図解でわかる】SUMIF関数とSUMIFS関数の使い方｜条件付き集計の基本と応用 【解説】ExcelのROUNDUP関数とは？切り上げで数値を調整する方法と使い方のポイント 【解説】ExcelのROUND関数とは？四捨五入で数値を丸める方法と使い方の基本 【解説】ExcelのPRODUCT関数とは？数値をすべて掛け合わせる使い方と応用例