
Windows 11では、使っているうちに不要なファイルや一時ファイルが蓄積し、パソコンの動作が遅くなることがあります。
こうした問題を解消し、空き容量を増やすのに役立つのが「ディスククリーンアップ」です。
この記事では、Windows 11でディスククリーンアップを活用する手順や削除しても問題ないファイルについて詳しく解説します。
2〜3ヶ月に1回の定期的なメンテナンスで、快適なPC環境を維持しましょう。
目次
デフラグとは?ディスクの最適化について
デフラグの役割と特徴
「デフラグ」とは、ファイルの断片化を整理して最適な状態に戻す処理のことです。
例えるなら、散らかった引き出しの中身を整理して取り出しやすくするようなものです。
Windows 11では自動デフラグ設定が有効

現在のWindows 11では、自動でデフラグが行われるように初期設定されています。
以下の手順で設定状況を確認しておきましょう。
手順

- スタートメニューで「ドライブのデフラグと最適化」と検索
- 対象ドライブを選択し、「設定の変更」をクリック
- 「スケジュールに従って実行する(推奨)」にチェックが入っていればOK
ディスククリーンアップとは?
不要ファイルを安全に削除して空き容量を増やす。
クリーンアップで削除されるファイルの例
- 一時ファイル
- キャッシュ
- 古いWindowsアップデートファイル
- システムエラーログ
- ダウンロードされたインストールファイル など
クリーンアップの頻度
毎日実行する必要はなく、2〜3ヶ月に1回が目安です。頻繁に行っても効果が大きくなるわけではありません。
ディスククリーンアップの実行手順

- エクスプローラーで「PC」を開き、Cドライブを右クリック → プロパティを選択
- 「ディスクのクリーンアップ」をクリック
- 「システムファイルのクリーンアップ」を選択
- 削除したい項目にチェックを入れて「OK」をクリック
クリーンアップで削除してよい項目一覧

以下は削除しても問題ない項目です。ただし注意が必要なケースもあります。
基本的に削除してOKな項目
- Windows Updateのクリーンアップ:古い更新ファイルを削除
- インターネット一時ファイル:Webページのキャッシュ
- DirectXシェーダーキャッシュ:グラフィック関連の一時データ
- 配信の最適化ファイル:他のPCと共有される更新キャッシュ
- デバイスドライバーパッケージ:古いドライバーのバックアップ
- 言語リソースファイル:使われていない言語ファイル
- ごみ箱:削除済みファイル(空にして問題なし)
- 一時ファイル:一時保存されたデータ
削除前に注意が必要な項目
- Windowsアップグレードログファイル:アップグレード直後は削除しない
- 一時Windowsインストールファイル:最近Windowsを再インストールした場合は注意
まとめ
Windows 11でのディスククリーンアップは、動作の遅延を改善し、ストレージの空き容量を確保する効果的な方法です。
以下のポイントを押さえて、効率よく活用しましょう。
- 2〜3ヶ月に1回の実行が目安
- 不要な一時ファイルを安全に削除
- Windowsアップグレード直後は慎重に実施
不要なファイルを定期的に整理することで、PCのパフォーマンスを快適に保ちましょう。

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