
Windows のバックグラウンドでは、複数のアプリケーションが情報を共有し、連携しながら動作する場面が多くあります。このような「データの共有」を効率よく管理するためのサービスが「Data Sharing Service (DsSvc)」です。
目次
サービスの基本情報
- サービス名 Data Sharing Service
- 内部名 DsSvc
- 実行ファイル svchost.exe
- スタートアップの種類 手動 (Trigger Start)
- 対応OS Windows 10 / 11
サービスの概要
Data Sharing Service は、Windows 内のアプリケーション同士の間で、データを効率よくやりとりするためのバックグラウンドサービスです。
テキストベースのアプリや、写真アプリ、グラフ等、各コンポーネントが情報を共有する際に、その中継を行う役割を担当します。
主な用途と機能
- アプリのデータ共有
- 各アプリが共通のデータソースにアクセスする際の中継
- 他サービスとの連携支援
- 例 Data Usage Serviceや Clipboard User Service など
- 同期処理や履歴管理の基盤提供
サービスの設定方法

- スタートメニューで「サービス」を検索してアプリを開く
- 一覧から Data Sharing Service を選択
- ダブルクリックして「プロパティ」を開く
有効化/無効化の手順
- サービスをダブルクリック
- プロパティ画面で「スタートアップの種類」を設定 (手動/無効)
- 状態に応じて「開始」/「停止」を選択
通常は「手動 (トリガー開始)」のままで問題ありません
推奨設定とその理由
- 推奨設定 手動 (トリガー開始)
- 理由 必要な時にシステムやアプリから自動で起動されるため、常駑の必要はなくリソースの無駄な消費を抑えられます
よくあるトラブルと対処法
トラブル事例
- アプリ間のデータ連携が失敗する
- コピーペースの履歴が表示されない
解決手順
- Data Sharing Service の再起動
- sfc /scannow でシステムファイルを修復
- Windows Update を適用し最新状態を保持
関連サービスや補足情報
サービス名 | 役割 | 推奨設定 |
---|---|---|
Data Usage | ネットワーク使用管理 | 手動 |
Clipboard User Service | コピーペース共有管理 | 手動 |
User Data Access | ユーザーデータへのアクセス支援 | 手動 |
FAQセクション
Q1 Data Sharing Service を無効にしても問題ない?
A1 一部のアプリの連携やコピー機能に支障が出る可能性があります。特別な理由がなければ無効にしない方が安全です
Q2 通常の利用でこのサービスを起動する必要がある?
A2 ありません。システムやアプリが自動で起動するので、何もしなくても動作します
関連リンク
まとめ
Data Sharing Service は、複数アプリの連携を支える Windows のバックグラウンドサービスです。 通常は自動起動で問題なく動作するため、特別な設定は不要ですが、連携問題が起きた時はサービス状態を確認することで解決に繰がる場合があります

最後までお読みいただきありがとうございます。
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