\\ Amazon冬支度セール 2024年11月4日 (水) ~ 11月12日 (火) 23:59 //

【解説】Windowsのwmicコマンドの使い方 | システム情報やハードウェア情報を簡単に取得する方法

目次

wmic コマンドとは?

wmic(Windows Management Instrumentation Command-line)は、Windowsのコマンドプロンプトでシステムやハードウェア情報を取得・管理するための強力なコマンドです。Windows Management Instrumentation (WMI) を利用して、OS、プロセス、ハードウェア構成、ネットワーク設定など、さまざまな情報を簡単にコマンドラインから確認でき、システム管理者や開発者にとって便利なツールです。

主な用途

  • システム情報の取得: CPU、メモリ、ディスク、ネットワークアダプターなど、詳細なシステム情報をコマンドラインから取得できます。
  • プロセスやタスクの管理: 実行中のプロセスやタスクの状態を確認し、必要に応じて停止・再起動できます。
  • ハードウェアの管理: インストールされているハードウェアの情報やステータスを確認できます。
  • システムのトラブルシューティング: システムやハードウェアの不具合を確認し、問題解決に役立てることができます。

wmic コマンドの使い方

wmic コマンドを実行するだけで、インタラクティブなWMIコンソールが起動します。特定のクエリを使用することで、システム情報を簡単に取得できます。

基本構文

wmic [クラス名] [パラメータ]
  • クラス名: システム情報のカテゴリを指定します。たとえば、cpuosdiskdriveなど。
  • パラメータ: 取得したい情報やクエリ条件を指定します。

使用例

1. システムのCPU情報を取得する

wmic cpu get name, maxclockspeed, status
  • 説明: このコマンドは、システムのCPU名、最大クロック速度、ステータスを取得します。CPUの状態を確認し、性能やエラーの確認が可能です。

2. システムのメモリ情報を表示する

wmic memorychip get capacity, speed, manufacturer
  • 説明: インストールされているメモリチップの容量、速度、メーカー情報を表示します。メモリの性能やメーカーの確認が必要な場合に使用します。

3. OS情報を取得する

wmic os get caption, version, buildnumber
  • 説明: このコマンドは、システムで使用されているOSの名前、バージョン、ビルド番号を表示します。システムのOSバージョンを確認したい場合に便利です。

4. ディスクドライブの情報を取得する

wmic diskdrive get model, size, status
  • 説明: このコマンドは、システム内にインストールされているディスクドライブのモデル、サイズ、ステータスを表示します。ディスク容量や状態を確認できます。

wmic コマンドの主なクラス

wmic コマンドでは、さまざまなクラスを使用してシステム情報を取得できます。代表的なクラスを以下に示します。

1. cpu

wmic cpu get name, maxclockspeed, loadpercentage
  • 説明: CPUの名前、最大クロック速度、使用率を取得します。

2. memorychip

wmic memorychip get capacity, speed
  • 説明: メモリの容量や速度を取得します。

3. diskdrive

wmic diskdrive get model, size, status
  • 説明: ディスクドライブのモデル、サイズ、ステータスを表示します。

4. os

wmic os get caption, version, buildnumber
  • 説明: OSの名前、バージョン、ビルド番号を表示します。

wmic コマンドの活用例

1. システム全体の情報をまとめて取得

wmic computersystem get model, manufacturer, numberofprocessors, totalphysicalmemory
  • 説明: システム全体の概要(モデル、メーカー、プロセッサ数、物理メモリ量)を表示し、全体像を把握します。システム構成を確認したい場合に有効です。

2. プロセス一覧を取得

wmic process list brief
  • 説明: 実行中のプロセスを簡潔にリスト表示します。プロセスの管理やトラブルシューティングに役立ちます。

wmic コマンドを使う際の注意点

  • 管理者権限が必要: wmic コマンドの一部の操作は、管理者権限が必要です。コマンドプロンプトを「管理者として実行」で開いてください。
  • Windows 10以降での非推奨化: Windows 10以降では、wmic コマンドは一部の機能が非推奨となっており、代替としてPowerShellのGet-WmiObjectGet-CimInstanceが推奨されています。新しいシステム管理のタスクでは、これらのコマンドを使用することも検討してください。

関連コマンド

まとめ

wmic コマンドは、システムやハードウェアに関する詳細な情報を取得するための非常に便利なツールです。特に、CPUやメモリ、ディスクドライブなどのハードウェア構成を簡単に把握でき、トラブルシューティングやシステム管理に役立ちます。ただし、Windows 10以降では非推奨となっているため、PowerShellのGet-WmiObjectGet-CimInstanceも併用することを検討する必要があります。

Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

アップロードファイルの最大サイズ: 2 MB。 画像 をアップロードできます。 Youtube、Facebook、Twitter および他サービスへのリンクは自動的にコメント内に埋め込まれます。 ここにファイルをドロップ

目次