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【解説】ftypeコマンドの使い方とファイルタイプの管理 | Windowsでのファイル関連付けの操作方法

目次

ftypeコマンドとは?

ftypeコマンドは、Windowsで特定のファイルタイプ(ファイル拡張子)に関連付けられたコマンドを表示・設定するためのコマンドです。ファイルタイプに対して関連付けを行うことで、そのファイルを開く際にどのアプリケーションが使用されるかを設定できます。これはassocコマンドと組み合わせて使われることが多く、ファイル操作をカスタマイズする際に非常に便利です。

主な用途

  • ファイルタイプの関連付けの確認: 特定の拡張子にどのプログラムが関連付けられているかを確認。
  • ファイル関連付けの設定: 特定の拡張子のファイルを開くプログラムを変更。
  • コマンドのカスタマイズ: ファイルを開く際に使用するコマンドをカスタマイズ。

ftypeコマンドの使い方

https://twitter.com/tama_global/status/1809968286613811711

ftypeコマンドは、ファイルタイプとその関連付けられたアクションを設定・確認するために使用します。assocコマンドでファイル拡張子とファイルタイプを関連付けた後、ftypeコマンドでそのファイルタイプに対応する動作を設定します。

基本構文

ftype [ファイルタイプ=[コマンド]]
オプション説明
ファイルタイプファイルタイプの名前を指定します(例: txtfile)。
[コマンド]ファイルタイプに関連付けるコマンドを指定します。

使用例

1. ファイルタイプの確認

現在設定されているすべてのファイルタイプとそれに関連付けられたコマンドを一覧表示するには、次のコマンドを使用します。

ftype
  • 説明: 現在システムに設定されているすべてのファイルタイプと、そのファイルを開くためのコマンドが一覧表示されます。

2. 特定のファイルタイプの確認

特定のファイルタイプに対して、どのコマンドが関連付けられているかを確認するには次のようにします。

ftype txtfile
  • 説明: txtfileに関連付けられているコマンドを表示します。通常、txtfile.txt拡張子に対応し、メモ帳などのテキストエディタで開かれる設定になっています。

3. ファイルタイプの関連付けを設定

特定のファイルタイプに対して新しいコマンドを設定するには、次の構文を使用します。

ftype txtfile="C:\Program Files\Notepad++\notepad++.exe" "%1"
  • 説明: txtfileのファイルを開く際に、Notepad++を使用するよう設定します。"%1"はファイルのフルパスを示すプレースホルダーです。

4. assocコマンドとの連携

ftypeコマンドはassocコマンドと併用されることが多いです。まずassocコマンドでファイル拡張子とファイルタイプを関連付け、その後ftypeでアクションを設定します。

assoc .log=logfile
ftype logfile="C:\Windows\System32\notepad.exe" "%1"
  • 説明: .logファイル拡張子をlogfileというファイルタイプに関連付け、そのファイルタイプを開く際にメモ帳を使用するよう設定します。

ftypeコマンドの活用例

カスタムエディタの設定

複数のファイルタイプを一つの特定のエディタで開くように設定することができます。例えば、.txt.logファイルを全てNotepad++で開くようにする場合です。

assoc .txt=txtfile
assoc .log=logfile
ftype txtfile="C:\Program Files\Notepad++\notepad++.exe" "%1"
ftype logfile="C:\Program Files\Notepad++\notepad++.exe" "%1"
  • 説明: .txt.logファイルを開く際にNotepad++を使用するよう設定することで、同じエディタで一貫してファイルを開けるようになります。

URLファイルのカスタム設定

.urlファイル(インターネットショートカット)を特定のブラウザで開くように設定することができます。

assoc .url=InternetShortcut
ftype InternetShortcut="C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe" "%1"
  • 説明: .urlファイルをFirefoxで開くように設定することで、デフォルトブラウザに関わらず特定のブラウザでURLを開けます。

ftypeコマンドを使う際の注意点

  • 管理者権限の必要性: ftypeコマンドを使ってシステムのファイル関連付けを変更する際には、管理者権限が必要です。コマンドプロンプトを管理者として実行してください。
  • 関連付けの順序: assocコマンドでファイル拡張子をファイルタイプに関連付けてからftypeでコマンドを設定する必要があります。この順序が逆になると正しく設定が反映されません。
  • コマンドの正確性: "%1"を忘れずに指定する必要があります。これがないとファイルのフルパスが渡されず、関連付けが正しく機能しません。

ftypeコマンドの使用をすすめる場合

ftypeコマンドは、特定のファイルタイプをどのプログラムで開くかをカスタマイズしたい場合に非常に有用です。例えば、特定のファイルを開くアプリケーションを自分が好むツールに変更したり、ファイルの操作を自動化するためにバッチスクリプトを利用する場合に活用できます。

関連コマンド

まとめ

ftypeコマンドは、Windowsでファイルタイプに関連付けられた動作を設定・確認するための強力なツールです。assocコマンドと組み合わせて使用することで、ファイル拡張子と開くプログラムの関連付けを細かく管理でき、ユーザーの好みに応じた柔軟なファイル操作が可能になります。適切に活用することで、作業環境をさらに効率的にカスタマイズしましょう。

Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆者 玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

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