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【解説】formatコマンドの使い方とディスクのフォーマット方法 | Windowsでのストレージ管理

目次

formatコマンドとは?

formatコマンドは、WindowsでハードディスクやUSBメモリなどのストレージデバイスをフォーマットするためのコマンドです。このコマンドを使うことで、ストレージデバイスを初期化し、特定のファイルシステム(FAT32、NTFSなど)でフォーマットできます。ストレージの再利用や問題の解決、不要なデータの消去に非常に有効です。

主な用途

  • ストレージデバイスの初期化: 新しいドライブや問題のあるディスクのフォーマット。
  • ファイルシステムの設定: デバイスをFAT32、NTFSなどでフォーマット。
  • データ消去: すべてのデータを削除して、ドライブをクリーンな状態にする。

formatコマンドの使い方

https://twitter.com/tama_global/status/1809241560887812210

formatコマンドは、指定したドライブをフォーマットして、そのファイルシステムを設定します。フォーマットにより、ドライブ内のすべてのデータが消去されるため、注意して使用する必要があります。

基本構文

format <ドライブ名:> [オプション]
オプション説明
/FS:<ファイルシステム>ファイルシステムの種類を指定します(例: NTFS、FAT32)。
/Qクイックフォーマットを行います。
/V:<ボリューム名>ボリュームラベル(ドライブ名)を指定します。
/Xドライブを強制的にマウント解除してからフォーマットを行います。
/A:<アロケーションユニットサイズ>アロケーションユニットのサイズを指定します。

使用例

1. ドライブの基本フォーマット

特定のドライブ(例: E:)をNTFSファイルシステムでフォーマットするには、次のコマンドを使用します。

format E: /FS:NTFS
  • 説明: E:ドライブをNTFSファイルシステムでフォーマットします。この操作により、ドライブ内のすべてのデータが消去され、NTFSでフォーマットされます。

2. クイックフォーマット

クイックフォーマットを実行するには、次のように/Qオプションを使用します。

format E: /FS:NTFS /Q
  • 説明: E:ドライブをNTFSファイルシステムでクイックフォーマットします。クイックフォーマットはディスクの構造を再構築するのみで、データの物理的な消去は行いません。

3. ボリュームラベルの設定

フォーマット時にドライブにボリュームラベルを設定するには、/Vオプションを使用します。

format E: /FS:FAT32 /V:MyDrive
  • 説明: E:ドライブをFAT32でフォーマットし、ボリュームラベルを「MyDrive」に設定します。

4. 強制的なマウント解除とフォーマット

現在使用中のドライブを強制的にマウント解除してフォーマットするには、次のコマンドを使用します。

format E: /FS:NTFS /X
  • 説明: E:ドライブを強制的にマウント解除し、NTFSでフォーマットします。ドライブが他のプログラムで使用中でもフォーマットが可能です。

5. アロケーションユニットサイズの指定

フォーマット時にアロケーションユニットサイズ(クラスタサイズ)を指定することもできます。

format E: /FS:NTFS /A:4096
  • 説明: E:ドライブをNTFSでフォーマットし、アロケーションユニットサイズを4KBに設定します。これはパフォーマンスを最適化するための設定です。

formatコマンドの活用例

USBメモリの初期化

新しいUSBメモリを初期化して使用するために、FAT32でフォーマットする例です。

format F: /FS:FAT32 /Q /V:USB_Drive
  • 説明: F:ドライブ(USBメモリ)をFAT32でクイックフォーマットし、ボリュームラベルを「USB_Drive」に設定します。FAT32はUSBメモリの互換性を考えると適したファイルシステムです。

問題のあるドライブの再フォーマット

ファイルシステムのエラーを修復するために、ドライブを再フォーマットすることが考えられます。

format D: /FS:NTFS /X
  • 説明: D:ドライブを強制的にマウント解除し、NTFSでフォーマットします。これにより、ファイルシステムのエラーを修復し、クリーンな状態に戻すことができます。

formatコマンドを使う際の注意点

  • データのバックアップ: formatコマンドを使用すると、ドライブ内のデータは完全に消去されます。重要なデータは必ずバックアップを取ってから実行してください。
  • 管理者権限の必要性: フォーマット操作を行うには、管理者権限が必要です。コマンドプロンプトを管理者として実行してください。
  • データの復元不可: フォーマット後にデータを復元するのは困難です。特にクイックフォーマットではデータの物理的な消去は行われませんが、データの復旧は容易ではないため注意が必要です。

formatコマンドの使用をすすめる場合

formatコマンドは、新しいストレージデバイスの初期化やファイルシステムのエラーを修正したい場合に非常に有用です。特に、古いデータを完全に消去してデバイスをクリーンにしたいときや、異なるファイルシステムでデバイスを再利用したい場合に活用できます。

関連コマンド

まとめ

formatコマンドは、Windowsでストレージデバイスをフォーマットし、ファイルシステムを設定するための重要なツールです。新しいディスクの初期化や、エラーが発生したディスクの修復、USBメモリの再利用など、さまざまな場面で役立ちます。慎重に使用し、データのバックアップを必ず取った上で適切に操作を行いましょう。

Tamaglo

最後までお読みいただきありがとうございます。

執筆者:玉城 学(タマキ マナブ)

IT業界歴10年以上。ヘルプデスク・サーバーエンジニアとしてWindowsの設定、クラウド管理、PC最適化を担当。

現在はPC設定・Office活用の専門家として、ブログやYouTubeで情報を発信中。

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