
Windows 11でネットワークに関するトラブルが起きたときや、設定を変更する前に確認しておきたいのが「IPアドレス」です。
特にWi-Fiと有線LAN(イーサネット)では、それぞれ異なる方法で確認する必要があります。
この記事では、Windows 11でのIPアドレス確認方法を次の2通りに分けて解説します。
- 設定画面からの確認手順(初心者向け)
- コマンドプロンプトを使った確認方法(詳細情報向け)
Wi-FiのIPアドレスを設定から確認する手順

Windows 11の「設定」アプリから、Wi-Fiに割り当てられたIPアドレスを簡単に確認できます。
操作手順

- スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します
- 左メニューで「ネットワークとインターネット」をクリック
- 「Wi-Fi」を選択し、現在接続中のSSIDをクリック
- 「プロパティ」画面が表示されたら、下にスクロールして「IPv4 アドレス」を確認します
「IPv4 アドレス」が通常使われるIPアドレスです(例:192.168.0.94)
Wi-FiのIPアドレスをコマンドで確認する方法
設定アプリだけでなく、コマンドプロンプトやWindowsターミナルを使うことで、より詳細なネットワーク情報も確認できます。
操作手順

- スタートボタンを右クリックし、「Windowsターミナル(管理者)」を選択
- 次のコマンドを入力して Enter: bashコピーする編集する
ipconfig /all
- 表示された情報の中から「Wireless LAN adapter Wi-Fi」を探します
- 「IPv4 アドレス」に記載された数値が現在のIPアドレスです
この方法では、サブネットマスク・ゲートウェイ・DNS情報も確認できます。
有線LAN(イーサネット)のIPアドレスを確認する方法
Wi-Fiと同様に、有線LAN接続でもIPアドレスを確認できます。操作手順は非常によく似ています。
設定から確認する手順

- スタートボタンを右クリック → 「設定」
- 「ネットワークとインターネット」→「イーサネット」を選択
- 「プロパティ」画面で「IPv4 アドレス」の欄を確認
コマンドで確認する手順

Wi-Fiと同様に ipconfig /all
を使用します。
- 「イーサネットアダプター」または「Ethernet adapter」という項目を探し、
その中に表示された「IPv4 アドレス」を確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. IPv4とIPv6、どちらがIPアドレスですか?
一般的に「IPアドレス」として使われるのは IPv4(例:192.168.0.100) です。
IPv6も表示されることがありますが、家庭や職場の多くのネットワークではIPv4が利用されています。
Q2. IPアドレスを確認するだけで設定は変更されますか?
いいえ、IPアドレスの確認は「現在の状態を表示するだけ」です。
自動取得(DHCP)や固定IPへの変更は別操作が必要です。
Q3. IPアドレスは毎回変わることがありますか?
はい、自動取得(DHCP)設定の場合は再起動や再接続のたびに変わることがあります。
特定のアドレスを維持したい場合は、固定IPアドレスを設定しましょう。
Q4. コマンドで確認すると何がわかりますか?
ipconfig /all
コマンドでは、IPv4アドレスだけでなく、サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ・DNSサーバーなども確認できます。
ネットワークトラブルの調査にも役立ちます。
まとめ
Wi-Fiや有線LANのIPアドレスは、Windows 11の「設定」画面から簡単に確認できます。
また、詳細情報まで確認したい場合は ipconfig /all
コマンドを使うと便利です。
確認方法 | 特徴 |
---|---|
設定画面 | 直感的でわかりやすく、初心者におすすめ |
コマンドプロンプト | 詳細情報の確認が可能で、トラブル解決にも有効 |
IPアドレスを把握しておくことで、ネットワークの問題切り分けや、固定IP設定への理解も深まります。
まずは「設定」から、必要に応じて「コマンド」も活用してみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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