
Windowsを使っていて「なんだかフォントが見にくい」「昔のフォントの方が好みだった」と感じたことはありませんか? Windows 11では標準フォントが「Segoe UI Variable」などに変更され、見た目が大きく変わっています。この記事では、標準フォントを自分の好みに合わせて変更する方法を、わかりやすく解説します。
フォントを変更する前に知っておきたいこと
Windowsではレジストリというシステム設定領域を使って、標準フォントを変更することができます。ただし、誤った操作をするとシステムが不安定になる可能性があるため、作業前には必ずバックアップをとるようにしましょう。
Windowsの標準フォントを変更する手順
手順1:レジストリエディターを起動

- 「Windowsキー + R」を押して「regedit」と入力
- ユーザーアカウント制御の確認が出たら「はい」を選択
手順2:以下のパスに移動
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes
手順3:フォント名を編集
- 例:”Segoe UI” を “Meiryo” や “Yu Gothic UI” に変更
- フォント名はインストールされているものから選ぶ必要があります
手順4:PCを再起動
- 変更が反映されるのは再起動後です
設定アプリから変更できることは?

Windowsの「設定」アプリから直接システム全体のフォントを変更する機能は基本的に用意されていません。 ただし、「個人用設定」→「フォント」では、インストール済みフォントの確認・プレビュー・アンインストールが可能です。また、一部のアプリ(Wordなど)ではこの画面からフォントの追加インストールも行えます。
フォントフォルダの場所を確認する

フォントがどこに保存されているかを確認したい場合は、以下のフォルダにアクセスしてください。
C:\Windows\Fonts
このフォルダでは、インストール済みのすべてのフォントファイルを確認できます。右クリックで「プレビュー」を選べば表示サンプルも確認できます。
注意点とトラブル時の対処法
- フォント変更後に一部アプリで表示崩れが起きる場合があります
- 元に戻したい場合は、レジストリで編集した内容を削除または初期値に戻す
- フォントキャッシュが影響して表示が変わらない場合は、以下の記事も参考にしてください:
バッチファイルでフォントキャッシュを自動削除・再起動|Windows 11の表示トラブルをすっきり解消
よく使われるおすすめフォント一覧
- Meiryo(読みやすく、整った印象)
- Yu Gothic UI(モダンな見た目)
- MS Gothic(古いWindows風の印象)
- Noto Sans JP(多言語対応に優れる)
まとめ
Windowsの標準フォントは、見やすさや好みに合わせてカスタマイズすることが可能です。レジストリを使った設定は少し高度ですが、一度設定すればシステム全体の印象を自分好みに変えられます。 また、設定アプリからのフォント管理や、C:\Windows\Fontsフォルダの活用も合わせて行うことで、より快適な表示環境を整えることができます。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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