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グラフィックボードの温度管理、できていますか?
ゲームやクリエイティブ作業で高負荷がかかると、GPUは急激に熱を持ちます。温度が上がりすぎると自動的に性能が抑制され、画面がカクついたり、寿命を縮める原因にも。この記事では、MSI Afterburnerを使った冷却管理の基本操作をわかりやすく解説します。
Afterburnerとは?
- MSIが提供する無料のオーバークロック&モニタリングツール
- ファンの回転数、GPU温度、クロック、電圧などをリアルタイムに表示・調整可能
- 対応GPU:NVIDIA/AMDほぼ全機種に対応
1. インストールと初期設定
- 公式サイトまたは信頼できる配布元からダウンロード
- インストール時はRivaTuner Statistics Server(RTSS)も同時に導入することで、画面上に情報を表示可能
- 起動後は、デザインスキンや使用言語を好みに設定
2. ファンコントロールの使い方
自動モードのままで大丈夫?
- 初期設定ではGPU温度に応じて自動的にファンが制御されますが、高温になってもファン回転が追いつかない場合も
- 手動カーブを設定することで冷却強化が可能
手動カーブの設定手順

- [ファン]アイコンをクリックしてカスタムカーブを有効化
- グラフ上で温度ごとのファン回転率を設定
- 保存後、プロファイルに登録して自動適用
3. 温度監視でできること
- GPUコア温度、メモリ温度、ホットスポット温度などをリアルタイム表示
- 異常な温度上昇があった際に原因の特定やトラブルシューティングが容易に
- RTSSと連携すれば、ゲーム画面上にも表示可能
4. よくあるトラブルと対処法
Q. ファンカーブを設定しても反映されない
A. GPUによってはBIOSロックがかかっている場合があり、制御不能な機種も存在します。
Q. 設定を保存しても再起動で元に戻る
A. プロファイル保存後、起動時に自動適用させるには「Windows起動時に適用」を有効にしてください。
Q. ファン音がうるさくなった
A. 静音性と冷却性能のバランスが重要です。低温時は回転数を下げ、高温時だけ上げる設定に調整してみましょう。
5. まとめ|Afterburnerでグラボ寿命と快適さを両立
- 温度管理はGPU性能を安定させ、寿命を守るための基本
- MSI Afterburnerは無料で手軽に導入でき、使いこなせば冷却効率の最適化が可能です
- 本格的なOCをしなくても、ファン制御と温度監視だけで体感性能は大きく向上します

最後までお読みいただきありがとうございます。
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