
目次
はじめに
無料かつ高機能な圧縮ソフト「7-Zip」ですが、「脆弱性があるのでは?」と心配する声もあります。
この記事では、7-Zipの安全性を検証するために、過去の脆弱性事例や現在の対策状況を紹介し、最新版を安全に使うためのポイントをまとめます。
7-Zipの過去の脆弱性事例
7-Zipにも過去にいくつかのセキュリティ脆弱性が報告されており、次のような例があります。
- CVE-2016-2335:RARファイル解析時のバッファオーバーフロー
- CVE-2017-17969:無効なZIPファイル処理に関する不具合
- CVE-2022-29072:ヘルプファイル(.chm)を通じたコマンド実行のリスク
これらは、最新版で修正済みです。
最新版での対策状況
- 7-Zipは積極的に脆弱性の修正を行っており、最新版を利用していれば基本的に安全です。
- セキュリティ関連の修正は公式サイトの更新履歴で公開されています。
- サードパーティのレビューやVirusTotalでのチェック結果も、最新バージョンに重大な問題は報告されていません。
セキュリティを高める使い方のポイント
- 公式サイトからのみダウンロードする(他サイトの再配布版はウイルス混入リスクあり)
- 圧縮ファイルにパスワード+ヘッダーの暗号化を設定する
- 不審なファイルは展開前にウイルスチェックを実施する
- 自動アップデートがないため、定期的な手動アップデートを心がける
よくある質問(FAQ)
- 7-Zipはウイルスやマルウェアではありませんか?
公式サイトから入手したものであれば安全です。怪しい配布元やバンドルソフトには注意してください。
- なぜセキュリティソフトが7-Zipをブロックすることがある?
古いバージョンに脆弱性がある場合や、不審な圧縮ファイルとの関連で警告が出ることがあります。
- 企業でも使って問題ない?
はい。多くの企業でも利用されていますが、常に最新バージョンを維持し、外部から受け取ったファイルはチェックする運用が推奨されます。
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まとめ
- 7-Zipは一時的に脆弱性が報告されたことはあるが、最新版では解消済み
- 信頼できる公式サイトからのダウンロードが重要
- 安全に使うためには、定期的なアップデートと圧縮ファイルの取り扱い注意がポイント

最後までお読みいただきありがとうございます。
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