
目次
はじめに
ファイルを共有する際、パスワード付きで圧縮すれば安全性が向上します。7-Zipでは、無料かつ高機能な暗号化機能を使って、簡単にパスワード保護付きファイルを作成できます。
この記事では、基本の手順に加え、自動生成パスワードの活用法や、注意すべきポイントを紹介します。
パスワード付き圧縮ファイルを作成する手順(Windows)

- 圧縮したいファイルやフォルダーを右クリック
- 「7-Zip」 > 「圧縮してメール送信」または「圧縮」 を選択
- 「書庫の形式」を「7z」または「zip」に設定
- 「暗号化」セクションの「パスワード入力欄」に任意のパスワードを入力
- 「ヘッダーを暗号化」にチェックを入れるとファイル名も保護される
- 「OK」をクリックで完了
ポイント
- ZIP形式では一部のパスワード機能が制限されるため、セキュリティ目的なら「7z」形式推奨
- 圧縮後はパスワードの漏洩に注意
パスワードを自動生成する方法
強力なパスワードを手動で作るのは大変ですが、以下の方法で自動生成できます。
方法1:7-Zipとは別のツールで生成
- Chromeの拡張機能「LastPass」「Bitwarden」などを使用
- Windows標準のPowerShellでも簡易的に生成可能
Add-Type -AssemblyName System.Web
[System.Web.Security.Membership]::GeneratePassword(16,2)
方法2:オンラインのパスワード生成ツール

- 信頼できるサービスを使う(例:1Password、Norton Password Generator)
- 生成したパスワードはメモ帳などに控えておく
- ▶ 強力なパスワードを生成する無料ツールはこちら
パスワード付きファイル作成時の注意点
- パスワードを忘れると復元できない(バックアップ必須)
- メールで送る際は、パスワードを別の手段で伝える
- 「ヘッダー暗号化」にチェックを入れないとファイル名が見える
- ZIP形式は互換性が高いがセキュリティ面では7z形式に劣る
よくある質問(FAQ)
- パスワード付きファイルが開けません。どうすれば?
入力したパスワードが間違っている可能性があります。大文字・小文字・記号を正確に確認してください。
- スマホで開けないのですが?
Android/iOSでは7z形式のパスワード付きファイルに対応したアプリ(例:ZArchiver、iZip)が必要です。
- 一度設定したパスワードを後から変更できますか?
できません。再度ファイルを解凍し、新しいパスワードを指定して再圧縮する必要があります。
- ZIP形式でもパスワードは安全ですか?
通常のZIP形式では暗号化が弱いため、セキュリティ重視なら7z形式のAES-256を使用してください。
関連リンク
まとめ
- 7-Zipを使えば簡単にパスワード付きファイルを作成できる
- セキュリティを高めるには「7z形式」と「ヘッダーの暗号化」が重要
- 自動生成した強力なパスワードを活用し、忘れずに保管する
- ファイルの共有時は、パスワードを別経路で安全に伝えることが必須
パスワード付き圧縮は、ちょっとした手間で大きな安心につながります。安全なファイル共有の第一歩として活用しましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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